【3分で紹介】落語「粗忽長屋」のあらすじとオチ(サゲ)
粗忽長屋のあらすじ
八五郎と熊五郎は兄弟分であり、同じ長屋に住む仲の良い隣人同士。
ある日、八五郎が浅草観音を参拝していると、雷門から出たところで行き倒れた人の死骸を見つける。
八五郎はその死骸を熊五郎だと思い込む。
八五郎は今朝熊五郎に会ったものの、熊五郎が死んだことにまだ気付いておらず、死骸と引き合わせることで気付かさなければと思い立ち、急いで長屋に戻った。
しかし、熊五郎は実際には生きていた。だが、熊五郎は八五郎に既に死んだと説得され、死骸のある場所へ連れていかれる。
熊五郎自身も自分が死んだのかどうかわからず、死骸を抱えさせられる。
最後に、「抱かれているのは自分だが、抱いている自分は誰なのか」と疑問に感じる。
オチ(サゲ)の種類
間抜オチ
主な登場人物
八五郎
熊五郎と同じ長屋に住む隣人。そそっしい性格で、行き倒れの死骸を熊五郎だと誤認する。
熊五郎
八五郎の隣人で兄弟分。八五郎によって死んだと思われるが、実際には生きており混乱する。