【3分で紹介】落語「天狗裁き」のあらすじとオチ(サゲ)
天狗裁きのあらすじ
夢の話をめぐって喜八とお咲が夫婦喧嘩を始める。
喜八がうたた寝して笑っていたため、お咲が夢の内容を問い詰めたが、喜八は覚えていなかったのだ。
近所の徳さんが仲裁に入りその場は収まったものの、今度は徳さんが夢の話を問い詰めまた喧嘩に。
今度は仲裁に家主が入ったが、家主も夢の話を聞きたがり、困った喜八は奉行所に相談する。
奉行は家主を叱り飛ばしたものの、奉行が夢の話を聞きたがり、答えられない喜八は刑罰を受けることに。
そこに突然現れた天狗が喜八を助け、喜八に改めて夢の話を聞く。
答えられない喜八に怒った天狗に八つ裂きにされかけたところで、お咲に起こされ夢から醒めた喜八だった。
オチ(サゲ)の種類
廻りオチ
主な登場人物
喜八
お咲の夫で主人公。夢の内容を忘れたのに関わらず、周囲の人たちに夢の内容を聞かれる。
お咲
喜八の妻。夫の夢の内容を聞こうとする。
徳さん
隣人。お咲と喜八の喧嘩を止めようとし、喜八に夢の話を聞こうとする。
家主
喜八たちが住んでいる長屋の主。徳さんと喜八の喧嘩を止めようとし、夢の話を聞こうとする。
奉行
夢の話を執拗に聞く家主を処するものの、自身も夢の話を聞こうとする。
天狗
鞍馬山の天狗。奉行の処罰から喜八を救い出し、夢の話を聞く。