【3分で紹介】落語「看板のピン」のあらすじとオチ(サゲ)
看板のピンのあらすじ
今日も若い連中がサイコロのチョボイチ博打をしている。
そこに老親分が誘われ、若い時分に博打を止めたと言うが、その日は参加することに。
「壺皿の中が勝負」と老親分は念を押しサイコロを振ると、ピンの目が皿から出てしまった。
若い衆はサイコロが出ていることを良いことに、老親分が気づいていないと思い、皆がピンに張る。
老親分は、皿から出たサイコロを「看板のピンはしまって…」と下げて、壺皿の三を出した。
がっかりする若い衆をよそに、老親分は「これに懲りて博打はやめろ」と金を返して立ち去る。
これに影響された若い衆のひとり・留公は、老親分と同じ手を使い、博打仲間を騙そうとする。
口調まで老親分の真似をし怪しまれながら、途中までは上手く行ったが、肝心の壺皿の中もピンだった。
オチ(サゲ)の種類
間抜オチ
主な登場人物
若い連中
博打を行っている若者たち。盛り上がらない局面が続き、老親分を博打に誘う。
老親分
昔は博打をしていたが最近はやめている。壺皿にサイコロを入れて振り、一の目が出ていることに気付かないフリをして皆を欺く。
留公
若い連中の一員。老親分のやり方に感服し、別の賭場で同じことを試みる。