【3分で紹介】落語「崇徳院」のあらすじとオチ(サゲ)
崇徳院のあらすじ
熊五郎が大旦那から頼まれごとを受ける。
どうやら若旦那が恋患いらしく、茶店で出会った美しい女性を探しに行ってほしいとのことだ。
手掛かりは、別れ際に女性から渡された崇徳院の歌「瀬をはやみ岩にせかるる滝川の」だ。
しかし、なかなか見つからず、妻のアドバイスで歌を大声で歌いながら人の多い場所を回ることに。
女性を探し回り、フロ屋や床屋を何軒も回った熊五郎は疲れ果ててしまう。
最後に床屋に入り、そこで頭(かしら)という人物に出会う。
頭は熊五郎と探していた女性と思われる人物を知っており、彼女は崇徳院の歌の相手で若旦那と思われる男性を探しに四国に旅立ったということを教えてくれた。
熊五郎と頭は、若旦那と女性のどちらが会いに来るかでもみ合いになり、床屋の鏡を割ってしまう。
鏡が割れたことで、熊五郎は「割れても末に買わんとぞ思う」と言い、物語は終わる。
オチ(サゲ)の種類
地口オチ
主な登場人物
熊五郎
主人公。大旦那の依頼を受け、若旦那が会ったという美しい女性を探しに行く。
大旦那
恋患いの若旦那を助けるために熊五郎に依頼をする。
若旦那
恋患いで具合が悪く、熊五郎に恋の相手を探してほしいと頼む。
通行人
崇徳院の歌を歌っている熊五郎に話しかけ、探していた女性らしき人を知っているようだが、
熊五郎が探している女性とは違うことが判明する。
頭
熊五郎と出会い、娘が崇徳院の歌を手がかりに、四国に旅立つという話をしている。
熊五郎ともみ合いになる。