【3分で紹介】落語「禁酒番屋」のあらすじとオチ(サゲ)
禁酒番屋のあらすじ
ある藩で酒の席での殺人事件が起き、殿様は禁酒令を出す。
しかし、酒好きの武士たちは禁酒令を守ることができない。
そこで、藩の上役たちは、城内への酒の持ち込みを検査する「禁酒番屋」を設けることにした。
禁酒番屋をかいくぐるために、酒屋はカステラの箱に酒を隠して城内に持ち込む方法を思いつく。
一度は通過したものの、結局は門番に見つかり、酒を全て飲まれてしまい逃げ帰る。
これを聞いた酒屋の者は、次に小便を徳利に入れ、「小便を持ってきた」と堂々と禁酒番屋を通る。
門番はまた酒を持ってきたのかと思い、小便入りの徳利を飲もうとするが、中身が小便だと気付く。
酒屋に最初から小便だと言っていたと主張され、門番は「正直者めが」と言うしかないのだった。
オチ(サゲ)の種類
仕込みオチ
主な登場人物
酒屋
禁酒令で酒が提供できず困っている。禁酒番屋をあの手この手でかいくぐろうとする。
門番
禁酒番屋の門番。禁酒番屋に酒屋がどうにか酒を誤魔化して持って来るので、見破ろうとする。