【3分で紹介】落語「平林」のあらすじとオチ(サゲ)
平林のあらすじ
伊勢屋の小僧の定吉は、旦那に任され、平河町の「平林さん」に手紙を届けることになる。
忘れっぽくて字が読めない定吉に、旦那は「ヒラバヤシさん」と口に唱えながら歩くよう助言する。
しかし定吉は宛名を忘れてしまい、通りすがりの人読み方をに聞くと「タイラバヤシ」と言われる。
「タイラバヤシ」と唱えながら歩いていると合っているか不安になってくる。
他の人に聞くと「ヒラリン」や「イチハチジュウのモクモク」、「ヒトツとヤッツでトッキッキ」と言われ、徐々に訳が分からなくなってきた。
最終的に「タイラバヤシかヒラリンか…」と言いながら歩いていると、近所の人がどこに届けるか尋ねる。
タイラバヤシとヒラリンが混じった定吉は、「ヒラバヤシさん」と答えられたのだった。
オチ(サゲ)の種類
地口オチ
主な登場人物
定吉
伊勢屋の小僧で、手紙の配達をする役割を担当する。忘れっぽく、「平林」の読み方が分からなくなる。
旦那
定吉に手紙を預ける人物。平林さんへの手紙を届けるように頼む。
通りかがりの人々
定吉が手紙の宛名を尋ねるために声をかける人々。「平林」の読み方を様々に答える。