【3分で紹介】落語「転失気」のあらすじとオチ(サゲ)
転失気のあらすじ
和尚が医者に診てもらうと、「”転失気”はあるか」と聞かれた。
「転失気」という言葉を知らない和尚は、その場では知ったかぶりをしたが、その後、意味を把握しようと小僧・珍念を通じて様々な人に尋ねさせた。
珍念は、転失気がおならを指すと知ったものの、和尚をからかおうと転失気=盃と教えてしまう。
すると和尚は、”てんしき”は”呑酒器”と書くのだとまた知ったかぶりをする。
後日、医者に同じことを再度尋ねられた際、和尚は誤解したまま答え、医者を困惑させる。
そして、実際の「転失気」の意味は「おなら」だったことが判明する。
オチ(サゲ)の種類
間抜オチ
主な登場人物
和尚
寺の和尚。「転失気」の意味を理解しようとするが、知ったかぶりにより盃だと誤解してしまう。
医者
和尚に「転失気」の有無を聞く。その後、和尚が意味を誤解していることを指摘する人物。
珍念
和尚の使い走りで、「転失気」の意味を町の人に聞いた後、直接医者から教わる小僧。