【3分で紹介】落語「へっつい幽霊」のあらすじとオチ(サゲ)
へっつい幽霊のあらすじ
道具屋に置いてある格安のへっついが、売ってもすぐに返品されるという現象が起きた。
何やらへっついから幽霊が出るらしく、女房は誰かにもらってもらおうと提案する。
この話を渡世人の熊五郎が聞き、銀ちゃんと一緒に運んでいると、へっついから大金が落ちて来た。
銀ちゃんと熊五郎は、早速博打や吉原で金を使い果たすと、夜にへっついから幽霊が「金返せ」と現れた。
びっくりした2人が幽霊の話を聞くと、幽霊は左官の長兵衛と言い、博打で儲けた金をへっついに隠したまま不慮の事故で死んでしまい、お金に未練があると言う。
大金について熊さんは幽霊と交渉し、サイコロの賭博「丁半」でケリをつけようとする。
負けそうになった幽霊が再勝負を申し込むが、熊さんは断った。
オチ(サゲ)の種類
考えオチ
主な登場人物
道具屋の主人
へっついを取り扱っていた道具屋の主人。
女房
道具屋の主人の妻。へっついから幽霊が出てくると知り、誰かに譲ろうとする。
熊五郎
隣の裏長屋に住んでいる人物。主人貰ったへっついから出てきた幽霊と対峙する。
銀ちゃん
熊五郎と一緒にへっついから落ちて来た大金を吉原で使い切ってしまう。
幽霊(左官の長兵衛)
へっついから出てくる幽霊。賭博で儲けたお金の一部をへっついに隠した後、フグに当たって死に、この世に未練がある。