【3分で紹介】落語「もう半分」のあらすじとオチ(サゲ)
もう半分のあらすじ
ある酒屋に爺さんが訪れ、「もう半分ください」と茶碗に半分ずつ酒を数杯飲んで帰っていった。
酒屋の亭主が爺さん飲んでいた場所を見ると、風呂敷包みから大金を忘れているのを見つけた。
後に爺さんが戻って来て、金は娘が苦労して作ってくれたものであり、八百屋を開く元手金だと告げるが、妻はしらばっくれて金を自分のものにしてしまう。
爺さんは絶望し店を去り、後悔した亭主が追いかけるが、爺さんは橋から身を投げてしまっていた。
その後、大金を元手にお店は繫盛し、妻は子供を授かった。
しかし、その赤ん坊はお爺さんにそっくりな見た目であり、妻は驚いて死んでしまう。
ある夜更け、亭主が赤ん坊を見ると、行灯の油を舐めていた。
亭主が声を掛けると、赤ん坊は「もう半分」と油皿を差し出した。
オチ(サゲ)の種類
しぐさオチ
主な登場人物
酒屋の亭主
正直者であり、爺さんが忘れた大金を届けようとするが、妻にそそのかされてしまう。
酒屋の妻
酒屋の亭主の妻。金を隠すことを提案する。産んだ赤ん坊に驚き死んでしまう。
爺さん
酒屋に来る老人であり、茶碗に半分ずつ酒を飲む。娘が苦心して作った金を失い死んでしまう。
酒屋夫婦の赤ん坊
赤ん坊だが、見た目が酒屋に来た爺さんにそっくりな見た目をしている。